福徳毘沙門天

鞄ソ法堂に祀られている福徳毘沙門天を紹介。

山形県米沢市塩井町にある福徳毘沙門天の分身を頂き、塩井町延徳寺様を導師として盛大な開眼供養をして頂きました。
七福神でも有名な毘沙門天。七福神の順番はなんと先頭です。先陣斬って悪鬼羅刹を払います。
戦国時代、上杉謙信は「怨敵退散の軍神」として常にこの尊を信仰しておられました。そして、出陣の際には小さな木造の毘沙門天を懐に入れ、のぼりを掲げて戦いに臨んだといわれております。
今現在、信仰の場として挙げられるのは、聖徳太子の信仰を基とする信貴山朝護孫子寺や、源義経伝説の鞍馬寺で、毘沙門天の二大霊場でございます。(信貴山の名の由来は、聖徳太子が毘沙門天を感得された山であり、その際に“信じて貴ぶべき山”ということから名づけられました。)
信貴山系は右の手に宝棒を持ち、左の手には宝塔を掲げ、財宝を表とし、鞍馬山系は槍を持って、都の地望む王城鎮護の姿となっております。
また毘沙門天は、一日に三度、自らの財宝を捨てており、心より信仰するものにはその財宝を分け与えてくれるといいます。
つまりは、怨敵退散の軍神であり、財運を授ける福徳を持つ、まさに現世利益の神様であるといえましょう。
元はインド古代神話中のkuvera(倶尾羅 クビラ、クベーラ)のことであるといわれ、暗黒界の悪霊の長でありました。
後に仏教に取り入れられてからは、夜叉を従える善神に転じ、四天王の長であり北方の守護神として天部(胎蔵界曼荼羅の外金剛部院に所属する、仏法を守護する護法神の総称)に数えられるようになりました。

御真言 オンベイシラマンダヤソワカ

御詠歌 魔を降す 猛き姿にひきかえて 情なさけにあまる 福徳の神

縁日 8月17日
(鞄ソ法堂では盛大にお祭りを致します。昔ほどお祭りは盛んではなくなった昨今ですが昔の様な暖かく楽しく笑顔でいっぱいの縁日を目指します。)

新年1月1日(元旦) 新年福徳毘沙門天祭
(年の初めに福徳毘沙門天様から功徳を得て新年の力に・・・社員一丸になりお祭りを開催致します。)