今月のコラム

(曹洞宗宗務庁刊 安藤喜則著 抜粋)
 この歌は、安藤さんの祖母が繰り返し口ずさんでくれたそうです。
 心というのは、本当に厄介なものだと思う。実体がないけれども身体の精神的一部であることには違いない。現在その心を科学的に位置づける為の研究をしているグループがあることを雑誌で読んだ。何でもかんでも目に見えるようにしていいのだろうかという疑問が残るのだが・・・。
 心と体はひとつで、別々に存在していない、心と体のバランスが崩れると病気にもなる。
健やかな体と康らかな心を育むことが大切である。その為には、自分の心の物差しに振りまわされることのない日々の精進が、他人への思いやりの心に繋がっていくのだと思う。